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ぼくが勤めていた会社を辞めて7〜8年になる。
やめた理由は色々あるが、簡単に言ってしまえば、ぼくは会社勤めに向いていなかったということだ。当時、上司に辞める意志を伝えたら引き止められることもなく「まあお前は会社員向いてねえよ」と言われたくらいだから。 

会社員は5つのタイプに分類される

会社勤めをしていると社員たちがどんな人間なのかが見えてくる。

  • 社畜 会社の言いなりになって働き、理不尽なことでも受け入れる 
  • できる社畜 会社の指示をそつなくこなし、会社内でうまく立ち回れる
  • できる会社員 会社の中でそこそこ出世できるタイプ
  • 優秀な会社員 役員クラスまで昇りつめられるタイプ
  • 社畜にもなれない人 会社の言いなりになれず、自分を責めるタイプ ←ぼく
自分がどこに位置するのかを見極めておかないと苦労したり鬱になってしまう。
会社勤めにスゴく向いている人もいるが、全く向いていない人も一定数いる。
そういう人はどこかで見切りをつけたほうがいい。
 

会社勤めがうまくできない人はダメ人間なのか

あるとき友人(他社)に会社の惨状を愚痴ったら「だいたい会社なんてどこでもそんなもんじゃない?そんなの普通だよ」との反応。当時のぼくは「ああ、こんな当たり前のことに対応できないなんてぼくは社会人として失格なんだな。仕事のできない人間なんだな。ダメ人間なんだな」と落ち込んでしまった。

さて、果たしてそうだろうか?

会社を辞めてから思い返すと実にどうでもよいことだったように思う。
世界が狭すぎるのだ。
その会社での正義は他社においては通用しないことのほうが多い。
子供が学校を自分の世界の全てだと捉えてしまいがちなのと同じように、会社員はその会社が、その会社の価値観が全てだと思い込みがちなのだ。確かに会社からお金をもらって自分は生活しているし、会社は他の会社ともつながっているし、そう思い込みやすい環境ではある。

だけど自分の直感を信じよう。

「なんかいやだな」と思ったときはそこに何か歪みがあるのだ。自分が悩んでいることが、狭い世界だけの話じゃないのか冷静に考えてみよう。

会社を辞めたからといって死にはしない

ぼくは独立して自分で事業を始める、という名目で会社を辞めた。
実際そのつもりだったがその事業で一切仕事はなかった。

しばらくするとヨメさんから「ねえ、いま収入いくら?」と聞かれ「0円…」と答えるぼく。さすがに危機感を感じたのでアルバイトをすることにした。詳しい内容はまた別の記事で触れるが、1日4時間くらい週5日で月10万くらいになったから、とりあえずは生きていけた。いい年したオッサンがバイトしている姿を見られるのはなかなかにキツイが誰もお前なぞ見てないぞと思えば大したことはないのだ。

その後少しずつ本業での仕事は増えていったからバイトは辞めて今に至る。
なんとかなる。
なんとかするようになる。
かっこよく言えば背水の陣、実際はケツに火がついてやらざるを得なくなる。
そうするとなんとかなるんだ。
 

独立はコンパクトに

よほど準備の上手い人やコネがある人なら独立してもすぐに仕事を順調に回せるだろう。ぼくは「金無し、コネ無し、時間だけはある」という状態だった。まあその後紆余曲折はあったが、いまは本業だけで食べていけるようになっている。

今更だがぼくはデザイナーである。
しかも営業をかけて仕事を取りに行くようなことは特にしていない。
むしろ営業したくないし、電話もかけたくない。
かかってくるのも嫌だ。
だから自社のウェブサイトにも電話番号を載せていない。

それでもなんとかなる。
もちろん自分なりに頑張っている。
いや、好きなことだからいくらでもやっていられる、という方が適切か。

よく「好きなことを仕事にしてはいけない」という人がいるが、ぼくは好きなことじゃなきゃ続けられないのだ。ぼくみたいなズボラデザイナーのビジネスモデルはこうだ。

  • 自分がスゴイと思える作品をつくる 
  • 読者の多い有名サイトに載せてもらう(特に海外がよい) 
  • 情報が勝手に拡散する 
  • ぼくのところに引き合いが来る
これでぼくは国内外の各種メディアで取り上げられるようになったし、ありがたいことに仕事もいただけるようになった。

会社勤めをしてよかったこともある

いわゆるイマドキのプロブロガーさんたちが言うように「会社勤めなんかしないでフリーランスを目指せ」とまでは思わない。ぼくは会社勤めで不遇な日々を経験したからこそ今があると思っている。会社に勤めるということがどういうことなのかを知っているということは先につながるいい経験でもあるのだ。

ものすごく簡単な例でいうと例えば次のようなこと。

仕事の取引先が会社であれば担当者は当然会社員。
そうするとその人が会社員としてどういう情報が欲しいのか、どういうふうに話を持っていくと話が通りやすいのかが多少なりとも見えてくるので自分の仕事が進めやすくなる。相手の会社員としての辛さを「わかりますよ〜」的に慰めモードで話をするとグッと距離を縮めることもできる。

まあ、、それがいいのか悪いのか判断は分かれるところだけれど。

 

まとめ

人間には向き不向きがある。
向いていないことを頑張っても消耗するだけ。
やりたくないことをいかにやらないで生きていくかを考えよう。
 

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