present
ぼくが以前勤めていた会社では、なぜか男気リーダー的な某先輩(以後、大先輩)が自分の気に入ったメンバー(言うことを聞くメンバー)を集めてスノーボードに繰り出していた。男女比8対2くらい。東京から何台か車に分乗して山奥の民宿に泊まる。
 

大先輩の妙な提案

大先輩から「夜の飲み会時にプレゼント交換会をやるぞ」とのお達し。え?先輩は40超えてるし、ぼくだって30を超えたそれなりの歳だ。まじかよ、小学生のクリスマス会じゃないんだから…。うーむ、こういうのはネタになるものを持っていくのか?もらって嬉しいマジモンのプレゼントを用意するのか?頭がグルグル回る。大先輩は起こると怖いからなー。それが仕事にも響くし。
 

なにを選ぶのが正解なのか

スノボに参加するメンバーたちと相談しようかと思ったが、なぜか大先輩が「おまえら、相談してくるなよ。サプライズがなくなるからな」みたいな先手を打ってきた。しかたない、自分で考えるとするか。ぼくはこういう贈り物のセンスがまったくない。ましてや誰に渡るかもわからないものを選びようがない。

ぼくはネタに走ることに決めた。

ターゲットは女の子に絞ろう。
なにが女の子に渡れば笑いが取れるのか。
飲み会の席だしちょっとシモネタ路線に走るのもアリかもしれない。
しかし直接的なのは避けたい。
そこでぼくが頭を絞りに絞ってひねり出した結果がこれだ。
 

フラフープ !!


なぜぼくはこれを選んだのか。

もしこのフラフープをもらった娘はみんなからちょっとやってみろよー的なことになるはず。しかし冬なので当然厚着だ。そのままではできないから薄着になる。そうしてフラフープをやるということは腰をクネクネさせることになるだろう。

8対2の8の男子たちはヤッホーイ状態に!
「はひ太、ナイスチョイス!」と大先輩たちからの賞賛が得られるのだ。

もし女子から変な目で見られても「ぼくは健康のためにこれを選んだんです!」と言い切ればいいだけなのだ。フラフープはかなりでかいイメージだが、組み立て式のがあるのでパッケージはかなり小さい。つまり持っていくのにも便利だし、箱の大きさで中身がバレる心配もないのだ。

これはキタんじゃないの?とぼくは自分の発送にうっとりしてしまった。
 

さて当日。結果はいかに。

ぼく以外の男メンバーはわりとチャラい系のウェーイ系なのでこういう場はノリでうまく乗り切るんだろうな、ぼくはどうだろなと急に不安になってきた。メンバーの一人が大先輩から作らされたクジ引きでプレゼントを決めることに。

1人目。
入浴剤。
誰これ持ってきたの、と犯人探しが始まった。
犯人はチャラ系男子。なんか妙にモジモジしてバツが悪そうだ。
雰囲気が盛り下がってきた。

2人目。
部屋で簡単お手軽プラネタリウム。
ナニコレ。
犯人はウェーイ系男子。
さらに変な空気になってくる。

3人目。
フラフープ。
犯人はぼくだ。しかしうまいことに女子に当たった!
みんなの視線が「なんで?」とぼくに集まる。
「え、えーと・・・」ぼくの予定ではみんなにけしかけられた女子が薄着になってフラフープを始める設定だったのに!。空気は最悪に。

その他何のプレゼントが出てきたか忘れてしまったが、ネタに走ったぼくも真面目なプレゼントを持ってきたウェーイ系たちも誰も得しない会であった。
 

まとめ

おとなになってからのプレゼント交換会は失敗する確率が非常に高い。
会社の偉い人がそんなことを言い出したら全力で阻止することをおすすめする。

ていうか、会社とプライベートをごっちゃにすると色々支障をきたすので注意。
いやんなったら会社をサッサとやめてなんか稼ぐ方法でも考えたほうが楽しいよ。
 

sponsored link