getabako
いよいよバレンタインの季節、男子も女子もソワソワしてるのではないか。もらえる人ももらえない人も。ぼくはどちらかと言うとほとんどもらえなかった部類の人間である。でも学生の頃はもらえるんじゃないかと思って一日中ソワソワしていたほろ苦い思い出がよみがえってくる。チョコだけに・・ビターな・・。

そんなぼくのバレンタインデーにおける行動・思考パターンを紹介しよう。 ぼくの時代は携帯もメールもなかったので現代の若者にすべてが当てはまるかどうかはわからないが参考になることは多いはず。
 

少し早めに学校に行く

ぼくを待つ女子がもう用意しているかもしれない。
早めに行ってあげるのが優しさというものだろう。
 

靴箱の中を確かめる

よくアニメとかでフタ付きの下駄箱を見かけるがぼくの学校にそんなものはなかった。 だから直接上履きの中にねじ込まれているのではないかと、足ではなく手を突っ込んで確認する。 当然ながらあるわけもない。でもぼくはへこたれない。
 

教室に入って机の中をあさる

ぼくのことを好いているであろうシャイな女子が、直接渡すのは恥ずかしいからと手紙と一緒に机の奥にソッと入れているのではないか。 まず手を差し入れてみる。それらしき感触はない。前日に入れやすいよう教科書類を端に寄せてスペースを作っていたというのに。 念のため机の中を目視でも確認する。ない。でもぼくはへこたれない。
 

休み時間とか外に遊びに行かない

ぼくに声をかけたい女子がぼくを見つけられなかったら困るので、教室から出ないようにする。いや、外に出れば他のクラスの女子がぼくに声をかけてくるかもしれない。いや、その場合ぼくがこのクラスだということを知っているから直接ここにやってくるはず。つまり教室からは極力出ないほうがよいのだ。トイレなど最小限の外出にとどめたが声をかけてくる様子はない。でもぼくはへこたれない。
 

昼休みはあえて外に遊びに行く

さきほどの話と矛盾するようだが、あえて席を外したほうがぼくの机の中にチョコを入れようとする女子のジャマにならないのだ。長い休み時間にこれを目論んでいる女子がいるはずなのだ。ひとしきり上の空のまま遊んで戻ってきてまた机の中に手を差し入れる。あるわけない。でもぼくはへこたれない。
 

決戦は放課後である

やっぱり朝の慌ただしい時間や休み時間なんかは、人が多いしちゃんと話せないだろうから放課後のフリータイムを狙ってぼくに声をかけてくるはずなのだ。授業が終わってもすぐに席を立たず、教室の半数以上が帰るくらいまで机の整頓とかをしているふりをしてやり過ごす。いつも一緒に帰る友人が声をかけてくるが、ちょっと用事があるとか言って先に帰す。それ以外は誰も声をかけてこない。でもぼくはへこたれない。
 

念のため靴箱を確かめておく

朝入っていなくても帰りに入っているという可能性は大いにありうる。ない。でもぼくはへこたれない。
 

やっぱり帰り道

こういうイベントのときの定番は、女子が後ろから駆け寄ってくる、あるいは待ち伏せしているのどちらかだ。ぼくは早くも遅くないペースであまりキョロキョロしないように自然体で歩く。もし急に声をかけられても「あれ?どうしたの?」とナチュラルに振る舞えるよう気をつける。もう家が見えてきた。でもぼくはへこたれない。
 

郵便受けをチェックせよ

学校で渡せず、直接声もかけられないシャイな女子がぼくんちの郵便受けにソッと入れているに違いない。開ける。そのままゴミ箱に直行しそうなDMだけが数通あるだけだ。でもぼくはへこたれない。
 

電話で呼び出しが来る可能性

雰囲気を大事にしたい女子にとっては直接チョコを手渡すという大イベントはそれなりの舞台をセッティングしたいはず。ぼくはこれからその舞台に呼び出されるのだ。適当に遊びに行ってはいけないのだ。待つこと数時間、母親が作る味噌汁のニオイがぼくの期待を削いでゆく。でもぼくはへこたれない。
 

呼び鈴が鳴るのを待つ

電話が嫌いな女子もいるもんね。そういう場合は直接尋ねてくるのだ。暗くなって人目につかぬよう尋ねてくるなんてなんて奥ゆかしいのだろうか。ピンポンの音がこれほど待ち遠しいことがあるだろうか。鳴らない。ゴハンよ〜と母親の声が響く。でもぼくはへこたれない。
 

布団の中でこれからの可能性をシミュレーション

今日もらえる気配がなかったからといって諦める必要はまったくない。ぼくは2/14という日付にこだわるタイプではない。多少ずれ込んだとしても何の問題もないのだ。ぼくにチョコをあげるかどうか、どう声をかけたらいいのか、バレンタインデーという特別な日を逸してしまったことを後悔し葛藤している女子は、いま眠れない夜を過ごしているのではないか。そんなことを気にするような小さい男ではないのだぞ。
 

2/20くらいまで一週間は同じことを繰り返す

また最初から7回くらい読み直そう。
 

そろそろ気づけ

一週間ほど経つとさすがに気づいてきてしまう。ああ、これはもらえないのだな。よし来年に期待。それまで男を磨くから待っとけよ。ぼくはへこたれない。
  

20年繰り返す

この一連の流れを20年近く繰り返したのであった。30超えてからなんとか結婚することはできたがこの思考パターンは変わらない。結婚した今でさえぼくにチョコを上げたいと思っているファンがいるのではないかと思ってしまう。いるわけないのに。
 

女子に告ぐ

このようにモテナイ男子も心がざわつく時期なのだ。あまり馬鹿にせず温かい目で見守ってやってほしい。かわいいもんでしょ?チョコくれよ。
 

by カエレバ
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