製品の状態
ちょっと帽子やらを壁にかけたいと思い、なんかいいフックはないか探したがこれがなかなか見つからない。変に装飾的だったり、妙にデザインデザインしたり、値段が高かったりしてあんまり欲しいのがなかった。


せめて使ってもいいかなあと思えたのが中川政七商店のフック画鋲。

中川政七商店 フック画鋲 [HD2286]
by カエレバ
だけどこれは画鋲だからあまり重量かけられない。
それになかなかいい値段だ。
ならば自分で作ってしまおうと思い立つ。


シンプルさを求めるのなら「よーおれ」

ぼく自身がデザイナーなので他のデザイナーのデザインしたものを使いたくない。
残念ながらぼくはそういう心の狭い人間なのだ。
なのでごく普通の金物にちょっと手を加えたくらいのアノニマスなデザインを追求することにした。

そこで「よーおれ」を買ってきた。

八幡ねじ 真鍮よーおれ 20mm (5pcs)
by カエレバ
ただ単に金属の棒が曲げられてねじが切ったあるだけの製品だ。
誰でも一度は目にしたことがあるはず。
材質は真鍮(しんちゅう、ブラス)を選んだ。
よーおれ
「よーおれ」は漢字で「洋折」と書くようだが、八幡ねじの商品は「よーおれ」となっている。ほかにも「ひーとん」「よーと」がある。製品の素っ気なさと比較してこの表記が妙にかわいらしくて結構好き。


真鍮をもっと味わい深くしたい

真鍮の磨かれた金色の光具合は悪くはないのだが、空間の中でけっこう目立ってしまう。これをしっくりなじませるために、表面をいい感じに変色というか、使い込んだ感じというか、レトロというかアンティークな感じにしたい。こういうのは燻し(いぶし)とか黒染めとかと呼ばれ、そういう処理をするための薬品も売っている。

Brass Black 真鍮黒染め液 ブラスブラック バーチウッド
by カエレバ

だけどそもそも金をかけたくないのでそういう薬品は使いたくない。
ネットでいろいろ調べてみてもほとんどがそういう薬品をすすめている中、「油を塗って焼く」という方法を見つけた。しかしながらここはぼくの仕事場でカセットコンロはあるが油など置いていない。
さあどうするか。


いろんなものを付けて焼いてみる

とりあえずなんかを塗って焼けば変色するんじゃないか、との仮説を立てる。
いろいろ試してみることにした。

  • 何も塗らずにただ焼く
  • 油はないから鼻の脂を付けて焼く
  • 唾(つば)を付けて焼く
ぼくの体から出る成分でうまくいったら金もかからずラッキーじゃん!
コンロで赤熱するまで焼く。
赤熱するまで焼く
危ないので必ずペンチなどを使うこと。
焼く前
ケイバ(KEIBA) ハイグレード ザ ラジオペンチ FC-306
by カエレバ
火から下ろした後も熱いのでペンチともどもお皿のようなものに置くこと。
そうしないと置いたところが燃えだすし、触ったら大やけどをする。


唾(ツバ)サイコー!

仕上りの違い
左から順に、ツバ、鼻の脂、何も塗らない、焼く前。
何も塗らずに焼いたものに汚れがあるが、これはぼくのミスで台の汚れが付着して取れなくなってしまっているだけである。

ただ焼くだけでも最初のピカピカ感はなくなるのでそれだけでも味わいがでる。
鼻の脂は黒みは出るが一様な感じだ。

ツバはけっこうまだらな感じになって良いではないか!
仕上り1仕上り2
どうこの感じ。
余計な出費なしにできちゃうんですよ、こんなのが。

まとめ

唾を付けるのが汚いと思うかもしれないが、ガンガン焼くし、焼いて冷ましたあとに洗うなり拭けばきれいになる。仕上りの具合はツバの量や火にかけた時間等によって個体差が生じるのでいろいろ試してみてほしい。

もしよい仕上がりのものができたらぜひTwitterなどで教えて欲しい!
ぼくも参考にしたいです。

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