ちょっと前に話題になっていた、ペットボトルで作る電源いらずのエコクーラーが本当にクーラーとして機能するのかを試してみた。

これまでもこの手の検証をしている人たちはたくさんいるのだが、結論がいまいちはっきりしていない感じなのだ。じゃあ自分でもいっちょやったるか、と思い立ったわけである。

エコクーラーとはなんぞや

念のためそのエコクーラーとやらがどんなものなのかを紹介しておく。
Eco-Cooler | Grey Dhaka unveils world’s first zero-electricity air cooler made from plastic bottles


正直言って見るからに怪しい。
こういうエセ科学を見るとムズムズしちゃう。

動画のコメント欄にもあるが、空気を圧縮するとむしろ温度はちょっと上がるわけだし、その圧縮された空気が開放されて温度が下がったとしてもそれはもとの温度より下がることはない。

そんなことが起きれば世界の物理法則は崩壊する(笑)

実験を行うぞ

で、ぼくはペットボトルを壁に取り付けて風が来るのを待つ、ということはじれったくてやってられないので、この構造を元にした巨大ウチワを作ってみることにした。

板に穴を開けて取り付けるなんてやってられない。
ペットボトルを切って梱包用のラップフィルムで一つにまとめ、棒を取り付ける。
3
原理的にはこれで何ら遜色はないはずなのだ。
ボトルの口をこちらに向けて仰げば、向こう側にウチワが動いたときにこちらに風がやってくるという算段だ。

結果はいかに

さあやってみよう。
eco_cooler_fan
※GIF動画なので動かないときはクリックしてください

う、、重い。
頑張って振る。
たしかに風は来る。
チョロチョロと。

でもはっきり言って涼しくはない。
当たり前だが普通のうちわで扇いだほうがジャンジャン風が来るので涼しい。

つまりそういうことなのだ。
窓にペットボトルの口みたいな小さな穴をチラホラ開けるよりも、窓を全開にしちゃったほうが涼しいのだ。


エセ科学eco coolerを使った人々

この原理を利用して、扇風機に取り付ければちゃんとしたクーラーになるのではないかと考えた人がいる。
How to make Air Cooler at home using Plastic Bottle - Eco Cooler

温度がグングン下がっているように演出しているが、これは絶対にフェイクだ。
コメント欄に書き込まれたことが全てだろう。

it does work based on a simple principle known as the placebo effect
プラシーボ効果にもとづいて機能する

もっとお手軽に試したい人は

温度計を口の前に近づけて「はーっ」と「ふーっ」と息を吹きかけ違いが出るかテストしてみたらよい。

まとめ

プラシーボ効果的にそれで本当に涼しくなっちゃうような人は使えばいい。
だけどこういうインチキ科学は本当に許せない。
「電気を使わずに冷やす」というテーマ自体は悪くない。
研究しがいがあるはずだからちゃんと取り組んで欲しい!
そういうクーラーうちにも欲しい!

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