170913

松屋銀座の7階デザインギャラリー1953で「デザインの日常 Vol.1 500人のコップ展」という企画展をやっている。著名なデザイナーたちが普段の暮らしの中で使っている「コップ」を一同に集めて展示している。デザイン系の学生たちのものも含め、それらが混じり合うようにずらりと並べられた展示会だ。

http://designcommittee.jp/2017/08/20170913.html

本当にそれ普段使っているの?

学生のコップにはあまり興味が無いのでデザイナーのコップに着目してみた。
皆さんそれぞれ個性が見える。
思いのほか作家の手によるコップが多かったのが興味深い。
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原研哉さん
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深澤直人さん
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服部一成さん
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永井一史さん
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「コップ」という日本語

「コップ」という言葉はもはや日本語として定着している。
ぼくが「コップ」として思い浮かべるイメージは無色透明なガラス製の手に馴染むサイズ感のもの。
いわゆるglassだ。

しかし今回並んでいたのはマグカップや湯呑みみたいな陶磁器のものもある。
確かにあまり意識せずに言葉を使うときマグカップですらコップと呼んでしまっていることもある。そのくらい日本語における「コップ」という名称は曖昧かつ意味が広い。

この展示会を英訳するとしたらどうんなタイトルになるのだろう。
コップ=cupと直訳してしまったらそこからこぼれ落ちるものもたくさんある。

日常を覗く

ここに並べられたコップたちが本当に普段使いのコップなのかはわからない。
ただチラホラと明らかに使い込まれたものも見える。
仕事場でなく自宅の普段使いのものは必ずしもこだわりのモノとは限らない。
なんとなく手元にあって別に好きでも嫌いでもないけど別に捨てるまでもないからなんとなく使っている、というものもかなりたくさんあるはずだ。

そういう生の日常の断片を見せられているようで気恥ずかしくもあり、背徳感もほんのりと感じた。学生のコップには実家から持ってきたものだったり、100円ショップで買ったものだったり、てらいがないので生々しさがよく現れていた。

デザイナーたちのコップは、その日常感も含めてその彼らの世界観というか方向性みたいなものを示されているようで「もっと丸裸になってほしかったな」なんて勝手なことを思ったりもした。

まとめ

このギャラリーは無料だし、とてもこじんまりとしたスペースでサッと見ることが出来るので、銀座に行ったのなら行ってみるべし。隣のデザインコレクションは日本のグッドデザインたちがたくさん集められたお店になっているのでそこを覗くだけでも楽しいし。

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